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  半年ぶりKAT―TUN 赤西、いきなり歌った!

  人気6人組グループのKAT―TUNが21日、宮城・利府町の「グランディ21 宮城県総合体育館」で全国ツアー公演(昼夜2回)を行い、語学留学から約半年ぶりに復帰した赤西仁(22)もワイルドな歌声を響かせた。19日に帰国後、20日に復帰会見を行い、この日から全国ツアーに帯同した赤西。ファンに謝罪する“おわび行脚”のはずが、いきなり歌まで解禁。投げキスに、ギラギラ目線と奔放な赤西スタイルで、新生KAT―TUNをアピールした。

  アンコールを迎え、「仁」「ジン」とコールが会場に鳴り響く。スピーカーから「おかえり」というメンバーの声に応え、「ただいま」。赤西の生声でデビュー曲「Real Face」が流れ出し、満員の8000人も大興奮。ゆっくりと舞台下から現れた赤西と5人は衣装ではなく、私服のジーンズにツアーTシャツ姿。赤西の肩にはしっかりと、亀梨和也(21)の手が添えられていた。

  マイクを握った赤西は、この日はあいさつだけのはずが、いきなり熱唱。開演前のリハーサルから5人に背中を押された形で、半年のうっぷんを晴らすかのような激しいパフォーマンス。アリーナ中央へ揚々と歩き出すと、ファンに得意の投げキス。ダンスこそ封印したが、ソロパートではモニターカメラに向かって目をギラつかせるなど、存分にワイルドさを開放した。

  間奏では6人が中央で円陣に。イジられ役の田口淳之介(21)を転がすと、赤西もメンバーと愛のキックを見舞い、結束を確かめ合った。デビュー前からなじみ深い「ノーマター・マター」では、ブランクの影響か「えっ!?」と歌詞につまった赤西だが、ハプニングも会場の空気を和ませた。

  最後は、帰ってきた「A」もそろって「KAT―TUN」のバンザイで締めた。かつては赤西復帰に苦言を呈した田中聖(21)も「新生KAT―TUN」とアピール。亀梨は「昨日までは僕らも気持ち悪い部分があったけど、これからは気持ちよく見守ってください」と話した。

  昨年5月14日の東京ドーム公演以来のライブでファン、仲間に温かく迎えられた赤西は「久々のコンサートで少し緊張と照れがあった。本当、みなさんに感謝」。ざんげツアーのはずが、ステージの興奮で謝罪の言葉も吹き飛んだ。去り際には「あの(間違えた)歌詞、オレが悪いんじゃないって」と、ちょいワルぶりも復活させていた。

  ◆「6人がいい」 赤西の復活にファンは、表に「仁、お帰り」、裏には「投げチューして」など、さまざまなメッセージを書き込んだ赤西の写真入りうちわを振った。「歌ってくれて、感動して泣いちゃいました。やっぱり6人がいい」と宮城県内の会社員女性(23)。仙台市内の会社員女性(22)は「(赤西の留学中は)ずっと心配だったので、元気そうでよかった。ワイルドさは倍増ですよ」と感激していた。
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