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  赤西KAT-TUN大激論の末の復帰

  昨年10月から休業していたジャニーズ事務所の人気グループKAT-TUN(カトゥーン)の赤西仁(22)が20日、都内で復帰会見を行った。デビューからわずか7カ月での休業に納得できないメンバーとの話し合いは1度は決裂。だが、赤西の真摯(しんし)な謝罪の気持ちが通じてメンバーも最後は納得した。所属事務所も「メンバーが許すなら」と赤西の復帰を受け入れた。休業会見は、所属事務所の地下レッスン場。対して、この日はホテル宴会場に亀梨和也(21)らメンバー5人をそろえるVIP待遇で再出発をアピールした。

  約250人の取材陣が待ち構える会見場に入ると、赤西は半年ぶりに浴びた大量のストロボの光にまぶしそうな表情を見せた。隣に座った亀梨と目が合うと、うつむきながら照れ笑い。留学の成果を見せてほしいと司会者からあいさつを促されると、赤西は流ちょうな英語で「混乱させてしまいごめんなさい。待っていてくれてありがとうございます」と謝罪と感謝の気持ちを表した。

  復帰はスムーズに決まったわけではなかった。今年2月中旬、メンバー5人が仕事でニューヨークを訪れた際、事務所幹部の提案で話し合いの場がもたれた。赤西はまず謝罪の気持ちを伝え、復帰への強い意志も明かした。だが、田中聖(21)は「厳しい意見を言った。戻りたいと聞いた時、おれらの半年間の苦労を分かっているのかと」。赤西の離脱でグループのイメージダウンはぬぐえなかったからだ。休業を突然知らされた時も、全員が戸惑い理解に苦しんだ。そうした気持ちをストレートにぶつけ合い、話し合いは結論が出ないまま決裂。復帰プランがまとまらず、そのまま脱退する可能性さえあった。

  それでも結成以来6年間、苦楽をともにした仲間を突き放さなかった。再度話し合いの場が設けられ、今度は赤西の気持ちを受け入れることで一致した。本音での激論が、お互いのわだかまりを解消したようだ。事務所も各メンバーの意志を確認し、留学終了後の復帰を認め、3月上旬からはロサンゼルスでボイストレーニングを始め、復帰準備を進めていたという。

  ロス滞在中は、語学学校や滞在先がマスコミやファンに知られ「授業時間をずらしたり、ホームステイ先を変えたり予想外のことがでてきた」と苦労も味わったが「人生勉強になりました」。

  また、不可解な休業会見のため、さまざまな憶測が飛んだ。亀梨との確執、仕事への不満、現地で米国人女性らとパーティーを繰り返している、一時帰国して六本木などで遊び回っている…。赤西は「普通の学生として生活していました。(一時帰国は)まったくない。昨日までロスに行きっぱなしでした」と報道を否定した。

  復帰を報告したばかりだが、21日の同グループの仙台公演からファンの前に姿を見せる。6月の東京ドーム公演まで続くツアーに同行し、各公演で復帰を報告し謝罪するつもりだ。

  [2007年4月21日8時39分 紙面から]

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