close




        KAT-TUN亀梨が王ジャパンにエール 



        アイドル界の若きスラッガーが王ジャパンにエールだ。芸能界屈指の野球センスを誇るKAT-TUN亀梨和也(20)が20日、WBC決勝キューバ戦を前にした日本チームに「リラックスしてチーム一丸で勝ってほしい」とメッセージを送った。「自分とレベルは全然違いますが、日本チームの皆さんのすごさが伝わってくるんです」と謙虚に語る姿こそ、亀梨が国際大会の最高峰に臨む選手を、尊敬している証明だった。 



        にわか仕込みで野球を語るコメンテーターとは訳が違う。筋金入りの「元野球少年」だ。小6だった97年夏、米国など世界16チームが出場した少年野球世界大会が都内で開催された。日本から国内大会の優勝チームと国内選抜の2チームが出場。亀梨は選抜チームに名を連ね、強肩、俊足の2番遊撃手で先発出場した。「外国チームは体も大きく、プレースタイルも自分たちと違う。未知の相手というだけでプレッシャーって大きいんです」と、戦いの厳しさを振り返る。 



        1回戦はニカラグアに勝ち、2回戦のメキシコ戦でサヨナラ負けした。先制点を呼ぶ犠打を決めたが「あんなに緊張したバントは最初で最後。マジで体が固くなりました」。守っても「バッチ、来いよ!」と声を飛ばしたが、内心は「飛んできたらどうしようってドキドキでした」と小学生ながら日の丸を背負うプレッシャー、負けたら終わりの国際大会の緊張感を知っている。 



        中学時代も将来を有望視されたが、悩み抜いた末にアイドルの道を選んだ。けれど、野球が好きなのは変わらない。多忙でもWBCの途中経過を随時マネジャーらに確認する。ニュースで見る選手の雄姿に胸が熱くなる。「(決勝は)ぜひ勝ってほしい。投手も打者もみなさん素晴らしい選手ばかり。どなたが活躍するかということよりも、チーム一丸で世界一を手にしてほしい」。現役野球少年も元野球少年も、王ジャパンに夢を託す。 



        [2006年3月21日7時30分 紙面から] 



        



arrow
arrow
    全站熱搜

    xiangfei 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()